【デキる男になる】睡眠不足が引き起こす人体への6つの影響
昼は仕事も頑張って、夜は飲み会三昧、日を跨いでから眠りについて睡眠不足は日常茶飯事…
そんな読者の方も多いかと思いますが、実はその睡眠不足はあなたが思っているよりも深刻な影響をもたらすかもしれません。
今回は、睡眠不足が人体に与える6つの影響についてご紹介します!
CONTENTS
睡眠不足はデキる男の敵
昼夜ともに生活を充実させたいと考えている男性は多いのではないでしょうか?
そんな男性にとって大敵なのは、睡眠不足!
睡眠が足りないと、次の日に過度な眠気に襲われたり、だるさが取れないといった症状が現れることは、皆さんも経験則的にご存じかと思います。
しかし、その他にも睡眠不足がもたらす人体への様々な悪影響が科学的に証明されているのです。
睡眠不足のせいで、日々の生活を楽しめないともったいないですよね。
皆さんも普段の睡眠を見直して、より活力溢れる毎日を過ごしませんか?
”カフェインで無理やり眠気を抑える”はNG!
コーヒーやエナジードリンクには、覚醒効果のあるカフェインが多く含まれています。
「睡眠不足でも、コーヒーやエナジードリンクを沢山摂取して眠気を覚ませば問題ない!」
頑張る男性にありがちなセリフですが、実はこれは非常に危険な考え方!
カフェインで目を覚ましても根本的な解決にはならず、付け焼刃に過ぎません。
さらにカフェインの過剰摂取は、めまいや吐き気といった健康被害を引き起こす可能性もあります。
日中のパフォーマンスを安全に向上させるためには、カフェインだけに頼らず、しっかりとした睡眠を取ることが必要不可欠なのです。
【睡眠が重要な理由】睡眠不足の影響6選
ここからは、睡眠不足が体に及ぼす6つの影響についてご紹介します。
もしかしたら、中には既に自分の身に覚えのある内容もあるかもしれません。
こういった悪影響を改善させるためにも、ぜひ睡眠不足の解消を心がけましょう。
感情の制御をしにくくなる
眠たい時に、ついイライラして他の人に当たってしまうことはありませんか?
ある研究では、睡眠不足によって主観的なストレス感や不安、怒りが増加し、普段より否定的な感情になることが確認されています。
さらに、中学生を対象とした睡眠に関する研究では、睡眠習慣を改善させることで、感情の制御が良化することも示唆されました。
感情を上手くコントロールすることは、仕事やプライベートでの人間関係の構築にも影響します。
睡眠不足を解消して、いつでもポジティブな感情でいられるよう心がけましょう。
参考:The Role of Sleep in Emotional Brain Function
参考:中学生の睡眠習慣と感情コントロールとの関連について
免疫機能が下がる
睡眠時間が短くなることによって、体内のリンパ球や骨髄の量が減少することや、風邪をひきやすくなることが分かっています。
リンパ球や骨髄は体の免疫力に直結する成分ですから、これらの成分が減少してしまうことは体調不良の原因に。
体が万全の状態でなければ、毎日の生活を活き活きと過ごすことができないですよね。
また睡眠中の体内では、体の成長や身体組織の修復や、肌のバリア機能を高めるために必要な成長ホルモンが分泌されています。
睡眠不足になると、もちろん成長ホルモンの分泌量も減少して肌のバリア機能が低下しますから、肌荒れやニキビといった肌トラブルが発生する可能性も高まります。
肌の綺麗さは、自身を若々しく見せるためにも重要な要素。
睡眠不足による免疫低下は、体の内側のみならず外側にまで影響を及ぼしかねないのです。
参考:Sick and Tired: How molecular regulators of human sleep schedules and duration impact immune function
参考:Behaviorally Assessed Sleep and Susceptibility to the Common Cold
参考:睡眠を介した全身健康「睡眠ヘルスケア」価値の創出
体重が増える
肌荒れの他にも、睡眠不足は人の外見に対して大きな影響をもたらします。
研究によると、1日あたり6時間未満の睡眠が続くことで、肥満のリスクが大幅に上がるとされているのです。
睡眠不足になると、新陳代謝を促す効果を持つ「甲状腺刺激ホルモン」や食欲抑制効果のあるホルモン「レプチン」が減少し、反対に食欲を増加させる効果のあるホルモン「グレリン」が増加します。
甲状腺刺激ホルモン、レプチンとグレリンの3つのホルモンバランスが変化することにより、消費エネルギーが減少し、摂取エネルギーが増加。
結果として、体重の増加に繋がってしまうのです。
体重の増加を抑えるためには、最低でも毎日6時間以上の睡眠を取ることを心がけましょう。
参考:The role of sleep in the regulation of body weight
参考:日本科学会雑誌 肥満症と睡眠障害
認知能力が低下する
睡眠不足は、認知機能までも低下させる可能性を有しています。
例えば、4日間連続で睡眠時間が5時間になった場合の認知機能は、血中アルコール濃度が0.06%の時と同レベルまで下がることが分かっています。
日本の道路交通法法律上、酒気帯び運転として取り締まりの対象となるアルコール血中濃度は0.03%から。
また、血中アルコール濃度が0.05%を超えた状態では、運転技能に規制を無視するといった影響が出始めます。
つまり、睡眠不足状態での認知能力は、酒気帯び運転で検挙されたり、規制を無視して運転する状態よりも、さらに判断力が低下していることになるのです。
頭がスッキリと働かなければ日中の仕事などにも多大な影響を及ぼしますし、通勤のために朝から運転する方も多いと思います。
自分だけでなく他人の命を守るためにも、認知能力と睡眠不足との関係について熟知しておきましょう。
参考:Prioritizing Sleep Health: Public Health Policy Recommendations
参考:厚生労働省 アルコールの運転技能への影響
慢性疾患のリスク増加
6時間以下の睡眠は体の免疫力を低下させる他、糖尿病や脳卒中、癌などのリスク増加に繋がります。
このような慢性疾患のリスクは、今すぐに体に表れるものではありません。
ですが、睡眠不足の状態が長年続くことは、慢性疾患を引き起こすリスクを少しずつ蓄積させることになります。
脳卒中や癌といった疾患は、誰にとっても非常に大きな脅威。
治療に時間が掛かることから、特に長期的なキャリアプランを描いている方にとっては夢の実現を諦める原因になりかねません。
数年後、数十年後まで仕事をバリバリ続けたいと考えている方は、元気な今のうちから睡眠を改善し、慢性疾患へのリスク軽減に繋げましょう。
アルツハイマーのリスク増加
睡眠不足が脳へ与える影響は、単なる認知能力に対してだけではありません。
ある研究では、たった一晩睡眠不足になっただけで、アルツハイマーの原因となる脳内タンパク質のベータアミロイドが増加することが確認されました。
脳内でベータアミロイドが増殖してしまうと、正常な脳細胞が死滅し、アルツハイマーが進行します。
睡眠不足は、アルツハイマー発症のリスクを増大させる可能性があるのです。
アルツハイマーは仕事はもちろん、最悪の場合は普通の生活が送れなくなるほどの影響をもたらす深刻な疾患。
アルツハイマーは、現代の医学でも未だ治療方法が確立されておらず、もしアルツハイマーを発症したとしても完治させることが難しい病気です。
アルツハイマー発症の可能性を抑えるためにも、十分な睡眠を心がけるようにしましょう。
参考:Sleep deprivation increases Alzheimer’s protein
参考:認知機能と睡眠障害の関連
睡眠の質にこだわることが重要
今回は、睡眠不足がもたらす6つの人体への影響をご紹介しました。
健康的な生活のためには十分な睡眠が必要不可欠であることがお分かり頂けたかと思います。
中には睡眠不足の影響がすぐには表れず、知らない間に体内にリスクが蓄積されていることも。
これらを防ぐためには、普段から睡眠時間を増やしたり、眠りの質向上を意識することが重要なのです。
忙しい方だと毎日の睡眠時間を増やすことが難しい方が多いかもしれませんが、質を向上させることは実は意外にも簡単なんですよ。
CRUSH ONでは、おすすめの睡眠サプリメントや、睡眠の質を上げるために重要な生活習慣についてもご紹介しています。
睡眠不足を解消して活力溢れる日々を過ごしたい方は、ぜひ他の記事もチェックしてくださいね!