【危険性高】海外サプリに含まれる危険な成分5選
近年、日本でも簡単に手に入れられるようになった海外サプリメント。
日本の製品とは違う様々な魅力がありますが、実は危険な側面があることをご存じでしょうか?
今回は、海外サプリメントに含まれる危険な成分や、過剰摂取することで人体に影響を及ぼす成分についてご紹介します。
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海外サプリは魅力的だけど危険なことも
日本の製品と比べると値段が安価で、さらに日本ではあまり見かけない成分が配合されてることも多い海外サプリメント。
最近では、輸入代行サイトが多く登場したことにより、昔と比べてかなり手軽に入手できるようになりました。
バラエティ豊富なラインナップに惹かれて、1度は購入を検討したことがある方も多いのではないでしょうか?
しかし中には、日本では健康被害の恐れを理由に法律で医薬品指定されている成分が配合されている海外サプリメントも存在します。
また、成分自体は安全であっても、配合量が多すぎて日本人が服用すると過剰摂取となってしまう海外サプリメントも。
海外サプリメントを購入する際は、今回紹介する成分に注意しながら商品を選ぶようにしましょう!
海外サプリに含まれている危険な成分3選
海外サプリメントに含まれている様々な危険な成分の中でも、今回は特にトレーニー向けのサプリメントに含まれることが多い成分を3つ紹介します。
トリビュラス(ハマビシ)
日本ではハマビシという名で知られているトリビュラス。
温暖な地域に生息し、中国では古くから漢方として親しまれてきました。
筋肉の発達に欠かせない男性ホルモン・テストステロンを増やす効果があるとして、アメリカなどでは人気の成分の1つです。
しかしながら日本では、内蔵や筋肉へ健康被害をもたらすとして医薬品に指定されています。
そして、ハマビシには、神経系、筋肉、肝臓及び腎臓への影響が報告されており、ハマビシの草木部分についても、一部のEU加盟国は食品サプリメントへの使用は安全でないとして流通を禁止しています。
引用:食品安全委員会
健康的でたくましい肉体を作るためにトリビュラスを摂取しても、内蔵を壊して体調を崩しては本末転倒ですよね。
実はテストステロンは、生活習慣や食事内容を改善するだけでも、体内での分泌量増加が期待できる物質。
テストステロンを増やしたい場合はトリビュラスを摂取するのでは無く、まずは日々の生活を見直すことから始めてみましょう。
アシュワガンダ
アシュワガンダも、ハマビシと同様にトレーニング系のサプリメントに配合される成分として海外ではよく知られています。
インドに育つ低木が原料で、その豊富な栄養素からインドの伝統医学・アーユルベーダの世界で重宝されてきました。
特徴として、筋肉増強剤のステロイドに似た構造を持つ成分が豊富に含まれていることが挙げられます。
つい最近までは日本でも特に規制は掛かっていませんでしたが、2013年から医薬品指定されました。
摂取することで肝機能に負担がかかり、ひどい場合は肝障害を引き起こす可能性もあるため、服用は避けた方が良い成分です。
参考:https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/misako/201302/528988.html
参考:https://www.jstage.jst.go.jp/article/kanzo/58/8/58_448/_pdf
ヨヒンビン
ヨヒンビンは、西アフリカ原産の常緑樹・ヨヒンベの樹皮から摂れる成分を指します。
アメリカでは、ダイエットサプリメントやプレワークアウトサプリメントに含まれていることが多い成分です。
しかしながらヨヒンビンには、心拍数の増加や高血圧、心臓発作との関連性が報告されており、日本では副作用の恐れがあるとして要指導医薬品(劇薬)指定されています。
アシュワガンダやトリビュラスよりも危険性が高いため、特に避けた方が良い成分です。
参考:https://www.fsc.go.jp/kigai_jyoho/ephedra_yohimbe_supplement.html
参考:https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c04/48.html
参考:Microsoft Word – 資料5_劇薬指定成分について (mhlw.go.jp)
配合量が多すぎると危険な成分2選
他にも、成分自体は安全性が高いものの、過剰に摂取してしまうことで人体に影響を与える成分もあります。
今回は、トレーニング系サプリメントの配合成分としてメジャーな2つをご紹介します。
ビタミンD
ビタミンDは、日光に当たることで人の体内で生成されるビタミンとして知られています。
ビタミンということもあり、安全性が高いと思われがちですが、サプリメントであまりに多量に摂取してしまうと、食欲不振や不整脈といった健康被害が起こる場合があります。
さらに、過剰摂取が続いてしまうと血中カルシウム濃度が高まり、高カルシウム血症を引き起こす可能性も。
厚生労働省から発表されている「日本人の食事摂取基準(2020年度版)」では、日本人(18歳以上の男女)の安全な上限摂取量は1日当たり100μg(4,000IU)とされています。
一方で海外サプリメントの中には、ビタミンDが10,000IUと多量に配合されていて、1日の上限摂取量を一発で超えてしまう商品も。
ビタミンD配合のサプリメントを購入する際は、上限摂取量を参考に商品を選択しましょう。
参考:厚生労働省eJIM | ビタミンD | サプリメント・ビタミン・ミネラル | 一般の方へ | 「統合医療」情報発信サイト (ncgg.go.jp)
亜鉛
亜鉛も男性向けサプリメントやトレーニング系サプリメントに含まれることの多い成分ですが、ビタミンDと同じく耐容上限量が設定されています。
厚生労働省によると、安全な摂取上限量は1日当たり40mg~45mg(18歳以上の男女の場合)。
しかしながら、海外サプリメントの中には1日分50mgもの亜鉛が配合されている商品も存在します。
さらに亜鉛は、日本製のサプリメントに配合されていることも多く、サプリメントの飲み合わせ次第では過剰摂取となる可能性も。
亜鉛の過剰摂取による副作用は、頭痛や下痢、吐き気などが挙げられます。
海外の亜鉛サプリメントを服用していたり、複数のサプリメントを服用している方で思い当たる症状が出てきた場合は、亜鉛の過剰摂取を疑いましょう。
参考: 厚生労働省eJIM | 亜鉛 | サプリメント・ビタミン・ミネラル | 一般の方へ | 「統合医療」情報発信サイト (ncgg.go.jp)
日本人には国産サプリがおススメ!
今回は、海外サプリメントに含まれる危険な成分や、過剰摂取が人体に影響を及ぼす成分についてご紹介しました。
人種間の体質や体格の違いによって欧米では人体に影響が無いとされている成分も、日本人の体には合わない場合もあります。
サプリメントを服用する場合、まずは日本人の体質に合わせて開発された日本製サプリメントから商品を選ぶことをおすすめします。
海外と比べると、日本のサプリメント開発は遅れているイメージを持つ人もいるかもしれませんが、近年では海外サプリメントにも負けない高品質なサプリメントも多く登場しています。
サプリメントは健康的な体づくりのために毎日飲み続けるもの。
商品を選ぶときは、成分や配合量の安全性をしっかりとチェックしましょう!